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操船システム

スーパーベクツインシステム スーパーベクツインシステム 高い操縦性能を維持しながら、かつ
推進効率を高める事に成功
概 要

スーパーベクツインシステムは、ベクツインシステムの約50隻の納入実績から得た技術資料とその後の技術開発により、ファン取付け・舵形状・配置等に新しいコンセプトを適用したものです。これにより、ベクツインシステムの推進効率が向上するとともに舵取機の負荷の合理化が達成されました。スーパーベクツインシステムは、一基の固定ピッチプロペラの後方に左右対称に一対のベクツイン舵を配置し、内舷側の舵面にそれぞれリアクションフィンを設けたものです。ベクツインシステム特有の高い操縦性能を維持しながら、かつ、推進効率を高めたものです。

特 徴

スーパーベクツインシステムでは、航行中プロペラ後流が素通りする二枚舵の内舷側の面にそれぞれ設けたリアクションフィンにより、プロペラ後流の回転エネルギー損失を回収して前進方向推進力を発生させます。それに加えて、プロペラ後流を整流し、さらに推進効率を高めます。これらを総合しますと約3~5%の推進効率の改善が期待できます。プロペラのハブ渦損失を解消するプロペラボスキャップフィン(PBCF)をシステムに組み入れることもできます。この場合、リアクションフィンとの相乗効果により推進効率がさらに向上します。離着桟の操船時は、ベクツインシステムと同じ優れた操縦性能を発揮します。

マリナーシリングラダー
水槽試験

ベクツインシステムにリアクションフィンを設けたスーパーベクツインシステムにおける推進効率の改善度を調べるために、大型模型船による水槽実験を行いました。

実験設備
模型仕様

試験結果

(株)ジャパンテクノメイト水槽
長さ(m) 7.80
プロペラ直径(m) 0.25
ベクツイン舵リアクションフィン有り・無し
舵寸法 幅×高さ(m) 0.20×0.26

ベクツインシステムに比べてスーパーベクツインシステムは、推進効率が約4%向上した。

実船比較

スーパーベクツインシステムは、運輸施設整備事業団殿・日本タンカー(株)殿共有の6,000kl積タンカー「第二十一日丹丸」(内海造船(株)瀬戸田工場建造)に初めて採用して頂き、海上試験運転において好成績をおさめました。

  第二十一日丹丸 在来船
主要寸法Lpp×B×D(m) 97.0×16.0×7.7 同左
満載喫水(m) 6.48 6.44
主機MCO(kw) 4.200 3.900
プロペラ FPP+PBCF 同左
プロペラ直径(m) 3.6 同左
舵面積(㎡) 21.75 同左
試運転速力(knots) 15.86 15.60
竣工 2001年9月 1996年8月
建造造船所 内海造船(株) 瀬戸田工場 同左
 

海上公試運転成績

ベクツインシステムを搭載した同一の船型線図・主要寸法の在来船と海上公試運転の結果を比較した結果、スーパーベクツインシステムを搭載した「第二十一日丹丸」は、約3.5%の効率アップ(BHPの減少)を示した。また今治造船(株)にて建造された旭タンカー(株)殿所有「旭竜丸」においても同様に約3.5%の効率アップが確認され好評を得ました。

海上公試運転解析比較
概略図
概略図
航跡比較

スーパーベクツインは、リアクションフィンの整流効果により、従来のベクツインに比べ後流の乱れが非常に少なく航跡も短い事が確認できます。

「第二十一日丹丸」4/4速力試験時の航跡

「第二十一日丹丸」4/4速力試験時の航跡

リアクションフィン無し4/4速力試験時の航跡

リアクションフィン無し4/4速力試験時の航跡

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